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2022年11月

2022年11月25日 (金)

モニターオーディオ Silver RX2の導入で再生環境の再構築に一区切り

前回の「洋楽聴き始めて50年、そのオーディオ遍歴など」では、8月26日にフロントとリアのスピーカーを入れ替えたところまで書いたが、その後新しくメインのスピーカーとしてモニターオーディオのSilver RX2を導入し、それによって2020年10月に4チャンネル再生をスタートさせてからの試行錯誤およびそれ以前からの低域不足問題にようやく区切りをつけることができたので、その報告をまとめておく。

8月に前後を入れ替えたのは、プリメインのGoldmund Mimesis SRではMonitor Audio 702PMCがまともに鳴らず、リア(サラウンド)用のデジタルプリメインアンプFlying Mole CA-S3と繋いだMonitor Audio Bronze BR1は元気が良すぎて、フロントとバランスが取れなかったからだったが、結局702PMCが鳴らなかったのはアンプのせいではなくスピーカー自身がヘタっていたのが原因だったようだ(それをなんとか鳴らしたCA-S3は、小さいのにそれだけ馬力があったということか)。Mimesis SRに繋ぎ直したBR1も健闘してくれていたが、もう少し余裕が欲しかったので、メインとなるスピーカーの新規導入を検討。同じモニターオーディオでBronzeの上のクラス、最も売れているSilverシリーズの、一回り大きいブックシェルフ・タイプに狙いを定めた。第7世代にあたる現行機種は2021年発売のSilver 100 7Gだが(今年10月には創業50周年記念のLimited Editionも登場)、20万前後するため予算不足の現状ではとても買えない。ということでいろいろ調べた結果、現在のそのSilver 100まで続くH375×W230×D300という大きめのサイズでは第1作にあたる、2009年発売の第4世代の戦略的モデル、Silver RX2(当初の価格は11万ほど)がよさそうということになった。当時のブログ記事を検索してみても、「RX2 の弟の RX1 はモニタースピーカー的なドライでナローな音ですが、RX2 は少し大きいこととウーファーがすごいので、低音にパンチとスピード感がありまして、非常に楽しいスピーカーとなっています」(遠隔画像診断医やすきーの日記)とか「過去のモニターオーディオが好きだった人、とにかく音の情報量、立ち上がりの早さが欲しい人はRX2以外を買うと、大変な損になってしまうでしょう」「逆に言えば、RX2はこの値段では考えられないくらいのレベルに到達していました」(情景都市)とまで書かれてあっては大いに気になるではないか。結局メルカリで、何色かある中でもベストに思われたローズウッドのモデルを38,000円で購入でき(ちなみにこの買物でメルカリくじの1等に当たり、条件をクリアしたので来月には10,000ポイントが貰えるらしい)、11月15日に到着。

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到着したSilver RX2を702PMCと並べてみた。幅だけでなく、奥行もだいぶ違う。

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部屋には昔TOSKA(現ヒガシ)のLB1000という組み立て家具シリーズで作ったCDや本の入るキャスター付ラック(幅78cm×高さ74.5cm×奥行16cm)が複数あって、BR1は背中合わせにした2台ずつの上に載せていたが、その場所にRX2を内向きにセット。オーディオテクニカのインシュレーターAT6099(3点支持)をあてがったら、サイズはピッタリだった。トゥイーターの高さも耳のやや下で申し分なし。

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そしてそこから放たれる音はといえば、解像度が極めて高く、上から下までしっかり出て、定位も明確で細かい音まで聞こえ、スタジオの空気のようなものもしっかりと感じられ、そして音楽が実に生き生きと鳴るという、申し分のないものだった。低域不足の702PMCを聴いてきた日々、もっとちゃんと低音を出すにはサブウーファーを追加するかトールボーイ型のスピーカーに換えるしかないのかと思ったりもしていたが、このサイズで十分に出せるとは、驚くやら嬉しいやら。

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23年間使い続けた702PMCとスピーカースタンド「弁慶」はついに処分することにして、その場所にBR1をセッティングすべく、HAMILeXの高さ70cmのスタンド、SB-967を購入。フロントのRX2とトゥイーターの高さを合わせるのにはまだ12cmほど足りないので、試しにスタンドの下にSPレコードのケース(もちろん中にはSP盤がビッシリ)2個ずつを挟んでみたところ、フロントとリアのトゥイーターの高さの差は1cm未満に収まり、ここまで変わるのかというくらい前後の一体感が出てビックリした。

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CA-S3とBR1の組み合わせでも、RX2が相手であれば、低域過多と感じる心配もない。これでバランスがビシッと整った。

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再生環境の再構築はようやくこれで一区切り。今やサラウンド以降のオーディオのトレンドは、天井にもスピーカーを設置して立体的な(3D)音響を楽しむ、ドルビーアトモスなどのイマーシヴオーディオに移っているようだが(実際にどの程度浸透しているのかはよく知らない)、そちらへの対応はまだできそうもないので、当面は今の環境を堪能していきたい。

というわけで、 現行の再生環境について、以下に整理しておく。オーディオ用の電源はブレーカーから単独で引き、Purist Audio DesignのコンセントCRYO-L2を設置。そこからAC Designの電源ケーブルZEROで、チクマのタップCPS-23MKII-CLに繋いでいる。各機器の電源はそのタップから取っているが、プリメインアンプのMimesis SRのみ、電源ケーブルのGoldmund Power Cable (S)でコンセントから直に取っている。ラックはクアドラスパイアのQ4D Hi-Fi Table。Mimesis SRはゴム脚が熱でダメになってしまったこともあり、IronAAのインシュレーター「義経」を3点支持で使っている。スピーカーケーブルはMimesis SRからSilver RX2までがAnalysis PlusのSilver Oval 3.6m Bi-Wire(アンプ側はバナナプラグ、スピーカー側はYラグ)。CA-S3からBronze BR1までがCardasのCrosslink 1S(スピーカー側のみYラグ)。

●アナログレコード

プレーヤーはC.E.C. ST930S。ケーブルはオーディオクラフトのSX-TP100に交換。ディモジュレーター兼フォノイコライザーはVictor CD4-10を改造したもの(詳しくはこちらの過去記事を)。Mimesis SRへのケーブルはAC Design WTC-1/III。

▼ステレオ:結果的にスピーカーの入れ替えでこの部分の再生能力が高まったが、盤によっては外周部と内周部の音質の差が露骨に出てしまうこともある。カートリッジはオーディオテクニカのVM750SH(詳しくはこちらの過去記事を)。ヘッドシェルは同じくテクニカのAT-LH15/OCC。ディモジュレーターでもあるCD4-10改は、フォノイコライザーとしても極めて優秀である。

▼モノラル:カートリッジはテクニカのVM610MONO。ヘッドシェルはAT-LH18/OCC。左チャンネル分のみ結線し、スピーカーも左のみで鳴らしているが、スピーカーを内振りにしているので違和感はない。

▼ディスクリート4ch(CD-4、UD-4):VM750SHとCD4-10改が本領を発揮するが、盤質や4chミックスの良し悪しも出てしまう。盤と針先のクリーニングも徹底しているが、内周付近でどうしても歪む盤も少なくない。リアチャンネルの音声はCD4-10改の出力をAD DesignのケーブルBasis 1.4でCA-S3に送っている。

▼マトリクス4ch(SQ、RM他):デコーダーを持っていないので、4ch再生のためにはWindowsパソコンに取り込んでWAVファイル化し、Max Console内のQuadraphonic Decorderというソフト(詳しい解説はこちら)で再生。ただしそのソフトでは複数のファイルの連続再生ができないので、アルバムを通して聴く場合は、アルバム全曲をひとつのWAVファイルにしておく必要がある。パソコンとオーディオを介しているインターフェイスはRMEのBabyfaceで、フロント分はメインのステレオ出力からMimesis SRに送り、リア音声はヘッドホンジャックからCA-S3に送っている。ステレオミニプラグのものはいろいろあるが、ステレオ標準プラグ⇔RCAピンプラグ×2というケーブルが意外に売ってなくて、ATL446Aというオーディオテクニカの安いケーブルを使っている。

▼SPレコード(78rpm):プレーヤーのST930Sは当然78回転に対応。カートリッジはテクニカのAT-MONO3/SPで、SP用ながらRIAAカーヴでの再生に適応しているのはありがたい(詳しくはこちらの過去記事を)。ヘッドシェルはモノラルと同様AT-LH18/OCC 。こちらは右チャンネル分のみ結線し、CD4-10改に送っているので、右のスピーカーからのみ音が出る。

●CD/SACD/DVD-Audio/dts-CD

ユニバーサルプレーヤーはオンキョーのDV-SP155。INTEC155というシステムコンポを構成するプレーヤーとして、2003年6月に6万程度の価格で発売された普及品で、去年の12月に5,000円で入手(リモコンがなくて別途手配したが)。アナログマルチ出力があるのが一番のポイントで、5.1chのソースもちゃんと4.0chで出力できる。フロント分はAD Design WTC-1/IIIでMimesis SRへ、サラウンド音声はテクニカの安めのケーブルでCA-S3へ。CA-S3は入力が1系統しかないので、CD4-10改から、Babyfaceから、DV-SP155からのそれぞれのケーブルはその都度差し替える必要があり、それはちょっと面倒だが仕方ない。CA-S3の本体背面のピンジャック直接の抜き差しだとダメージが怖いので、CA-S3にはテクニカのARTLINKケーブルを繋ぎ、その先にJVCのAP-302HFというプラグアダプターを接続、そこにそれぞれのケーブルを繋ぎ換えるようにした。

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DV-SP155はCDプレーヤーとしては大したことないという書き込みもネット上で見かけ、確かに702PMCでの再生時には高域がきつく感じたが、今は再生になんら支障はなく、普通にいい音で聴ける。それにしても、一時期消えかけたSACDも復活の兆し(?)は見えるものの、現行のハイエンドオーディオ用のプレーヤーでは、SACDの特徴のひとつであるマルチチャンネル再生が無視されているようで、なんともやりきれない。

●ダウンロード/ストリーミング他

SpotifyやYouTubeなど、あるいは手持ちの音声ファイルなどはすべてパソコン上で再生し、Babyface経由でMimesis SRに送っている。再生ソフトはFoobar 2000など。BabyfaceからのケーブルはMimesis SRのテープ入出力端子に接続している。アナログレコードなどを録音する場合は、アンプからBabyface経由でパソコンに送り、Audacityで録音しWAVファイルなどで保存。ブルーレイもDV-SP155は対応していないので、パソコン上で再生。

●カセット

パイオニアのT-D7を再生専用機として使用。録音済みのカセットは大量にあるが、もうブランクテープに録音することはない。

●8トラック・カートリッジ

ヤフオクで500円で落札したソニーの再生専用機TC-6を使用。音質は独特。最近使用頻度が少ないので、たまに回してあげないといけない。

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