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2020年6月24日 (水)

8トラック・カートリッジ・プレーヤー再生への道

【6月25日:文末に重要な追記あり】

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先月(5月)導入したSONYの8トラック・カートリッジ・プレーヤーのTC-6(導入記はこちら)、右チャンネルは普通に音が出ていたが、左チャンネルの方はレヴェルが低く、音もこもっていて、その程度はソフトによって多少差がある感じだった。

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いつ買ったかわからないオーディオテクニカのヘッドクリーニング液(写真左)でクリーニングは行っているが、とりあえずヘッドを消磁してみようと、消磁器を物色。またまたヤフオクでSONYのHE-3、取扱説明書付、動作確認済みというのが出品されていて、クーポンも使って1,000円ちょっとで落札できた。

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実際に消磁してみても、音の出方はほとんど変わらなかったが、どうせ必要なものだし、格安で買えたのはよかった。消磁器はTDKのカセットテープ型のを持っていたが、長いこと使っておらず、電池を交換しても表示ランプが付かなくなっていた。

現状のTC-6は出力が低く、まともに音が出る右チャンネルでも、アンプのヴォリュームが通常9時ぐらいの位置に対し、11時半ぐらいまで上げないと充分な音量にならず、左は更に音がまともに出ていないため、パソコン上で調整してみることにした。もともと、再生したアナログ盤をパソコンに取り込んでデジタル化するために、オーディオ・アンプのテープ入出力端子は、RMEのBabyfaceというインターフェース(A/DコンバーターとD/Aコンバーター)を経由してパソコンと繋がっている。

Img_8254

そこでBabyface用のミキサーであるTotalMix FXの出番となったわけである。当初は左チャンネルのアナログ入力のゲインを33~36dB程度、右チャンネルを27~30dB程度で様子を見た。聴感上左右のエネルギーバランスは揃ってきたが、レヴェルインジケーターはむしろ左が高め。ヴォーカルがセンターにピタッと定位せず、どうにも違和感がある。先日まとめて安く購入したカートリッジに、1本だけモノラル音源(柳家三亀松の都々逸)があったので掛けてみると、まるで疑似ステレオのよう。

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そう、音がこもった感じがしたのは、中~高音域が出ていなかったからなのだ。そこでTotalMixのイコライザーの登場である。モノラル音源の右チャンネルの方をON/OFFしながらほぼ近い状態まで持っていったら、こんな感じになった(わかりづらいが、左チャンネルのイコライザー・カーヴに注目)。

Totalmix-fx-for-tc6

左右のゲインは結局30dBで揃えた。要するに左右の入力レヴェルは同じにして、左チャンネルの中音域以上を思い切り上げたところで、左右のバランスが取れたのである。左チャンネルだけ中高音域が出ていないのはなぜなのか。ヘッドの摩耗なのか、回路的な問題なのか。と思いつつ、ヘッドの写真を撮ってみたらすぐにピンときてしまった。

Img_8251

ヘッドの下側の右チャンネル読み取り部がほとんど無傷なのに対し、上側の左チャンネル読み取り部とその周囲は擦り傷だらけではないか。恐らくこれが原因だろう。パソコン側での増幅とイコライジングという対処療法でとりあえずはまともに聴けるようになったのだから、御の字である。

【以下 6月25日追記】

...と、ここまで書いたのが23日の夜のことだったが、ヘッドの傷がなんとかならないかと調べたりして、何の気なしに綿棒にいつものオーディオテクニカのヘッドクリーニング液を付けて、いつもよりは強めに丁寧にこすり続けてみたら、なんとこんな状態に!

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なんてこった。左チャンネル読み取り部周囲を覆って中高音域の減衰を招いていたのは、キズではなく頑固な汚れだったのだ。早速再生してみると、みごとに左右均等なバランスで音が流れだした。求めていたのはこの自然な音だ。アンプのヴォリュームを上げさえすれば、もはやコンバーターを通してイコライジングする必要はない。それにしても私はこの1か月半近く、いったい何をやっていたのだろう。

【更に6月25日夜追記】

原因と対応にたどり着くのに時間が掛かったのは、恐らく最初の時点で、実際には不十分極まりなかったがクリーニング液によるヘッド・クリーニングを一応行っていたため、汚れが原因という発想が持てなかったからだと思う。Facebookの方で、「テープの磁性体はこびりついたら頑固」というコメントをもらい、思い当たることがあった。プレーヤーの入手当初は、まだ左チャンネルの中高音域減衰は、それほどでもなかった印象もあるのだ。ヘッドの左チャンネル部分に磁性体がある程度こびりついていた状態で、それを落とせないまま再生を繰り返したことで、磁性体の更なる付着を招いたのだとすれば、おおよその流れの説明もつくように思う。ヘッドをピカピカにできたことで、音の出方が明確になり、音量も多少上がったようにも思える。あとはこの状態を保つことが大事だろう。

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