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2007年9月

2007年9月20日 (木)

ネクスト・タンゴ

ピアソラの新しいDVD『ネクスト・タンゴ』が出ています。3月に、輸入盤のことはちらっと触れましたが、8月22日にユニバーサルから国内盤も無事に発売。今回のリリースに私は関わっていませんが(わかりやすいライナーは濱田滋郎氏)、一昨日ようやく入手しましたので(8月は、長期入院中だった母が亡くなったり、それどころではありませんでした)、ご紹介しておきましょう。
内容は、86年のインタビュー映像(約42分)と、85年にピンカス・スタインバーグ指揮ケルン放送管弦楽団、ギターのアルバロ・ピエッリと共演したオーケストラ作品のスタジオ・ライヴとの組み合わせ。後者はワーナーヴィジョン・ジャパンから99年にVHSとDVDでリリースされていた『ライヴwithオーケストラ1985』と同じ内容です。更にたどれば、両者とも、モントリオール・ジャズ・フェスティヴァルでのキンテートのライヴ(再発が延期になっていたDVD『ライヴ・イン・モントリオール1984』も、11月2日の発売が決定しました!)と合わせて、98年8月にNHK-BS2で『アストル・ピアソラ'84-'86』としてオンエアーされたことがありました。
インタビューはスペイン語で、インタビュアーの名前は書いてあるが画面には出て来ず、声も収録されていないため、ただひたすらピアソラが語っているような作りになっています。ルービンシュタインやブーランジェらとの忘れ得ぬエピソード、バンドネオンの解説、タンゴへの想いなど、目新しい事項はほとんどありませんが、本人の口から語られると、やはり説得力があります。インタビューの合間にキンテートの演奏が挿入されますが、これは81年にドイツで収録されたスタジオ・ライヴ。これも廃盤になってしまいましたが、プラッツから出ていた『ファイブ・タンゴス』に収録されていた映像です。
インタビューの字幕は、NHKのオンエアー時と今回と、もちろん異なりますが、NHKの方がよりニュアンスが伝わる訳になっていたかな、という気もします。せっかくのDVDなんだから、スペイン語や英語の字幕も付けて欲しかった。輸入盤には、たしか英語、フランス語、ドイツ語、中国語の字幕が付いていたと思います。
オーケストラとのスタジオ・ライヴの方は、ワーナー盤に比べて、画質、音質ともに向上しています。かなりクリアになった印象です。あと、細かいところですが、タイトルの文字がワーナー盤はドイツ語だったのが、今回は英語になっています。
……と、十分にお勧め出来る内容ではあるのですが、国内盤の税込価格6,000円は、かなり高めの価格設定だと思いますね。タワーレコードで見かけた輸入盤は3,000円を切っていましたから。実は私はお得価格のこちらで購入してしまいましたが、これが適正価格という気がします。

インタビューといえば、89年5月にサンフランシスコで行われた公開インタビュー(英語)をこちらで聴くことができます。バンドネオンの説明を弾きながらやっていたりと、なかなか面白いですよ。

11月にはRambling Recordsというところから『ベスト・オブ・アストル・ピアソラ』という2枚組(輸入盤にオビ・解説付)が出るようですが、内容は70年代のCarosello音源からのちょっと怪しげな編集。

Comments

斉藤さん、貴方の記事素晴らしいですね!始めまして!福岡です。よろしく
ピアソラのフアンです。maria susanaのastor piazzola”su vida su musica
”natario gorin"memorias"c、kuri
"la musica limite"原書で読みました。コレクータでは無いので、あまりレコードは持つていません。ピアソラが1982年にボゴタに来たとき演奏を聴きました。ブエノスの74年コリセオ劇場で聞いたピアソラも素晴らしいでした。 今後とも貴殿のblog期待しています。

Posted by: 福岡貞夫 | August 13, 2009 at 06:12 AM

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